SSS第二
2005年 04月 09日
懲りずにまたSSS。
友達と品庄萌えトークしながら打ってますこれ。
銀魂の土方受が好きなわけですよ。私。
山土・・・かな?では↓
黒々とした幹に薄桃の花が咲き零れていた。
下から見ると白っぽく煙っているようだ。
手折ることもはなから許さない堂々とした姿。
遠雷
「だいぶ咲きましたね」
「ああ、今年は遅いと騒ぐ奴が多かったがな」
あそこまで騒ぎ立てなくてもいいだろう、と呆れた口調の土方はそれでも目を細めて綺麗に色付いた桜を見上げた。
山崎はその視線の先を一緒に見ようとして失敗した。
いつもそうだ。
この人の見るものを一緒に見たい、この人の見据える未来を自分も見たいと思っても、
この人自体から目が離せない。
強く、剛く、弱さを見せようとしない真摯な強さが自分の目を捉えて離さない。
この思いに気付かれたら終わりだ、という思いと、気付いてくれ、と渇望する思いが常に混在する。
拮抗が崩れてどちらかがどちらかを凌駕する瞬間、いつも貴方は動く。
「行くぞ、山崎」
気付かれたか、という思いと気付いてくれという思い。
「はい」
どちらを選ぶのかわからない。
どちらを選べるのかわからない。
どちらを選んでいいのかわからない。
しかし、自分の見る背中はこの人のものしかないと。
それだけは揺るぎない確信だった。
友達と品庄萌えトークしながら打ってますこれ。
銀魂の土方受が好きなわけですよ。私。
山土・・・かな?では↓
黒々とした幹に薄桃の花が咲き零れていた。
下から見ると白っぽく煙っているようだ。
手折ることもはなから許さない堂々とした姿。
遠雷
「だいぶ咲きましたね」
「ああ、今年は遅いと騒ぐ奴が多かったがな」
あそこまで騒ぎ立てなくてもいいだろう、と呆れた口調の土方はそれでも目を細めて綺麗に色付いた桜を見上げた。
山崎はその視線の先を一緒に見ようとして失敗した。
いつもそうだ。
この人の見るものを一緒に見たい、この人の見据える未来を自分も見たいと思っても、
この人自体から目が離せない。
強く、剛く、弱さを見せようとしない真摯な強さが自分の目を捉えて離さない。
この思いに気付かれたら終わりだ、という思いと、気付いてくれ、と渇望する思いが常に混在する。
拮抗が崩れてどちらかがどちらかを凌駕する瞬間、いつも貴方は動く。
「行くぞ、山崎」
気付かれたか、という思いと気付いてくれという思い。
「はい」
どちらを選ぶのかわからない。
どちらを選べるのかわからない。
どちらを選んでいいのかわからない。
しかし、自分の見る背中はこの人のものしかないと。
それだけは揺るぎない確信だった。
by green_green999
| 2005-04-09 02:50
| ss