子中の日記・文・妄想。腐女子なので!ちんぱとがちよしへの愛が止まる所を知らない。


by green_green999
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ファミマ!前夜祭を祝って

ネタも無いまま山獄ss。
前夜祭じゃけーね!リアルに前夜!!(何)





悲しいことだけ忘れてなかった




くすんだ石畳をいくつもの靴音が乱す。
小さい路地で壁にもたれてそれをやりすごした。
夕日は沈みきる手前でぐずぐずと濃い橙の光を撒き散らす。
日本の夕焼けはもっと控え目だった。
「・・・ちっ」
スーツの袖口が血で重く濡れていた。
表の気配をうかがいながらあいつはどうしたろう、と思った。
足が速いのは分かっている。
勘がいいからおそらく上手く逃げているだろう。
まだ近くで敵対グループの車がうろうろしているはずだ。
それをつぶしてから自分も一旦引こう、と決めた。
重い右手で煙草に火をつける。
オイルの匂いと微かな音。
橙と藍と紫。
やがて迫る闇。
離れてゆく山本の背中。
反対を向いた、泥のように重い自分の体。

昔を思い出すのには十分すぎるほど条件が整っていて。
夕方に煙草吸う度にこんなんじゃあどうにもなんねぇ、と自嘲する。
突き放したのは自分なのに。
一体幾年月引きずるつもりなのだろう。
あいつがとっくに忘れただろう夕日を、一体いつまで自分は。









>捏造10年後。イタリアの夕日がどんなんかなんて、知るわきゃない。
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by green_green999 | 2005-04-17 01:07 | ss