極端
2005年 12月 28日
足元のほかは蒼の空間が広がるばかりで遠くとおくはるか下に紺と白の網目が伸び縮み波打っている。狂ったように疾走する風が音すらも散らすのに自分は少しも動かない。動けない。
かと思えば周りは暗色の壁が四方ぐるりを取り囲み天に向かいせり上がっていく。小指の先程だった光がみるみる縮小され針の先で突付いた程になって井戸の底からはそれもすぐに見えなくなった。手を伸ばしていないのに暗闇は柔らかいと分かる。噴煙、墨、黒い綿。私の輪郭はもはや闇の中に分解されていた。
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眠い。寝ます。
かと思えば周りは暗色の壁が四方ぐるりを取り囲み天に向かいせり上がっていく。小指の先程だった光がみるみる縮小され針の先で突付いた程になって井戸の底からはそれもすぐに見えなくなった。手を伸ばしていないのに暗闇は柔らかいと分かる。噴煙、墨、黒い綿。私の輪郭はもはや闇の中に分解されていた。
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眠い。寝ます。
by green_green999
| 2005-12-28 00:46
| ss